宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した宇宙空間での惑星分光観測衛星「スプリントA(SPRINT-A)」の想像図。(c)AFP/JAXA/Akihiro IKESHITA 【8月27日 AFP】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、新型固体燃料ロケット「イプシロン(Epsilon)」1号機の打ち上げ直前に技術的問題が見つかったため、打ち上げを中止したと発表した。 イプシロンは同日午後、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(Uchinoura Space Centre)で、打ち上げの19秒前になってシステムが機体の姿勢異常を検知し、緊急措置として自動停止した。 イプシロンは全長24.4メートル、重さ91トンの3段式小型ロケット。ロケットとして世界で初めて人工知能を備えており、自動での機体点検ができる。このため打ち上げはノートパソコン2台のみを必要とし、管制室の人員は主力ロケット「H2A
「3、2、1」静まる1200人=夏休みの子がっかり―鹿児島・内之浦 時事通信 8月27日(火)16時48分配信 盛り上がるカウントダウンの声が、次の瞬間に静まり返った。27日午後1時45分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所。国産新型ロケット「イプシロン」は予定時刻を過ぎても打ち上がらず、見学場に集まった大勢の人たちは発射台をじっと見詰めた。「何? 」「えっ」。戸惑う声があちこちで上がり、夏休みの子どもたちはがっかりした様子だった。 発射台から約3キロ離れた宮原一般見学場では、親子連れら約1200人が集まり、「3、2、1」と大きな声でカウントダウンしながら打ち上げを待っていた。 鹿児島市から来た小学6年木村陽穂さん(11)は、飛ばないイプシロンに「気持ちがいきなりがくんと落っこちた感じ」。落胆した表情で、用意したカメラの三脚を名残惜しそうにしまった。 夏休みの自由研究にするため、イ
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