ランニングにマメ(摩擦水疱)はつきものでは困ります。ランナーを観察していると、できやすい人とできにくい人の違いもあるようです。また、走り込むほどにできにくくなる傾向もあるようです。筆者もかつてはよくできました。 そこで、マメの原因や事前の予防・対策、ランニング中の予防・対策についてご紹介しましょう。 マラソンで足の裏のマメに泣く…… 足のマメで印象に残るのは、浅利純子さんのアトランタ五輪です。1995年に東京国際女子マラソンで四谷の坂での転倒から驚異的な追い込みを見せ、アトランタ五輪代表となりました。競り合いに強く、五輪での活躍が期待されましたが17位に。その原因がマメだったのです。レース後の浅利選手のシューズは、水泡が破れて滲み出した血に赤く染まっていました。 後のコメントから、浅利選手はこの日急に靴下をはかず、素足でシューズを履いて走ったとありました。おまけにシューズのアウター素材が給