認知症になっても”人生終わり”じゃない。39歳で若年性認知症と診断された丹野智文さんが見つけた「自分にできること」 「病気だけど生き生き」って、一見矛盾して感じる表現かもしれません。人生経験の中で病気になることは、一般的にはネガティブに捉えられると思います。でも私たちがお会いした丹野智文さんは、まさに”生き生き”とした表情をしていました。 病気で経験していることを人のために活かしながら、自分を生きている。そんな輝きを感じたのです。 会社では車のトップセールスマンとして活躍し、家庭では2人の娘さんを持つお父さん。仙台市に住む丹野さんは、3年前、働き盛りの39歳のときアルツハイマー型の若年性認知症と診断されました。 “もの忘れ”なら誰でも思い当たる節があると思います。でも話したばかりの人の顔や内容を忘れてしまう。同僚の顔を忘れてしまう…。 若年性認知症は64歳以下での罹患をいいます。もっと若い