駿台予備学校で受験生を指導するプロの講師5人に受験本番直前の勉強法や心構えを聞く「プロに聞く受験」。幅広い知識が問われる世界史の勉強法を渡辺幹雄講師に聞いた。渡辺講師は「試験は全て大学の先生へのプレゼンテーション」だと訴える。【聞き手・浜名晋一】 教科書の無限の海をゴールにしてはいけない --世界史の受験勉強に取り組む際の心構えを教えてください。 センター試験も国公立の2次試験、私立大の個別試験も全て大学の先生へのプレゼンテーションです。先生に「自分はこう理解している」と伝える。ですから友達や後輩、誰かに伝えるつもりで勉強することです。人に伝えるためには、自分が納得していないと伝えられません。授業や講習でのストーリーを詰め込むのではなく、納得しながら聞く。そしてそれを人に説明できるようになることが重要です。