図1 スワップイン処理。新たにメモリー領域を確保し,その中にハード・ディスクに退避した内容を読み出してアクセスできるようにします。 メモリー不足によりハード・ディスクにいったん退避したメモリーの内容に,再びアクセスするための処理です。カーネルが新たにメモリー領域を割り当て,その中に退避しておいた内容をハード・ディスクから読み出してアクセスできるようにします。 スワップインは図1のように動作します。図1では,プロセスAが使用している仮想ページVの内容はハード・ディスク内の「S」に退避しています。仮想ページは,プロセスが直接アクセスできるメモリーのことです。メモリーは「ページ」という単位で分割されています。 実メモリーの各ページ(実ページ)と仮想ページの対応は表によって管理されています。図1の場合,その表には「仮想ページはV」「対応する実ページがない」「スワップアウト先はS」という情報が格納さ