Space Syntax(スペースシンタックス)という言葉をご存じだろうか。1970年代にロンドン大学バートレット校のビル・ヒリアー教授らによって提唱された理論であり、空間のあり方を数学的に分析する手法だ。それからさらに研究が進み、独立した企業として1989年に設立されたのが、その分析手法の名前を冠した「スペースシンタックス」である。 まずは分析手法であるスペースシンタックスについてしばらくご紹介しよう。スペースシンタックス社のアソシエイト・ディレクターを務める登張絵夢博士がこのように教えてくれた。「現代はパソコンや携帯電話さえあれば、どこででも仕事ができるようになり、オフィスという物理的な場所の意味合いも変わってきています。しかし、一部の産業、特に知識集約型産業においては、人と人との関わりは非常に重要です。 社会的な接触はイノベーションやクリエイティビティを刺激しますし、チームワークには
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