僕にとって春というのは陰鬱なことを考えがちになる季節で、思えば去年の今ごろもチンパンジーの子殺しとカニバリズムの話をえんえんとしていましたにゃ。まあ、陰惨なことを考えられる時期というのははなはだ元気なんだけどさ。 しかし、ここ数日なにかこういやーな感じがしているのは、僕の内面なんかよりもずっと醜悪な娑婆の世界の事件を耳にしていたからでしょうにゃ。ええ、新風のヘイトスピーチと在特会のデモですよ。 というわけで元気がなくなってきたので、中絶の話についてはとりあえず今日で小休止としますにゃ。 1 ごくごく個にゃん的感覚についてつれづれと 僕の感覚では胎児を殺すことが倫理的に悪いことだと感じられにゃーのですね。 生まれないこと(=未生)と、死なないこと(=不死)とは僕にとっては同じことのように感じられる。光を知らぬままに闇にかえることが、何らかの意味で悪いことだという感覚がにゃーのです。 ベルセル