【モスクワ時事】1日のグルジア議会選挙で勝利した野党連合「グルジアの夢」の首相候補で大富豪のイワニシビリ氏は8日、次期内閣の閣僚を発表し、サッカー元同国代表のDFでACミラン(イタリア)で活躍したカハ・カラーゼ氏(34)を副首相にする意向を明らかにした。 カラーゼ氏はディナモ・キエフ(ウクライナ)などを経て、2001〜10年に名門ミランでプレーしたグルジアの英雄で、11年に現役引退。教会を建設するなど慈善家の顔も持ち、議会選では野党連合の比例代表名簿1位に登載されたが、故郷の西部サムトレディアの小選挙区で当選した。 グルジアは憲法改正により、来年の大統領選後に首相権限を強化する議院内閣制に移行する予定で、次期内閣は近く発足する。カラーゼ氏は副首相のほか、地域発展・社会基盤相を兼任する。