今日は、記事やリリースで「○○%アップ」とアピールしたくなったときに、優良誤認とかの問題を引き起こさないように表現をチェックするポイントをお届けします。 オウンドメディア記事やプレスリリースなどで、数字を押しだした内容にすることってありますよね。 コンバージョン率が140%にアップ! 売り上げが270%アップ! 直帰率が30%も改善! こういう表現、実は注意しないと誤った表現になり、場合によっては優良誤認と判断されかねないというのを、知ってましたか? 最低限注意したいポイントは、次の2つです。 「○%アップ」と「○%になった」の違いパーセントどうしの比較で使う「パーセントポイント」と「パーセント」それぞれ解説します。 「○%アップ」と「○%になった」の違いこんな表現を見ることは、よくありますよね。 コンバージョン数が1年で230%アップ コンバージョン数が1年で230%にアップ 2つの違い
本田技研工業は、クルマ、バイク、発電機の他にたくさんの製品を扱っています。製品の種類が違えばお客様も異なり、コミュニケーションの取り方も異なります。そのため、Webサイトもそれぞれのお客様に対し最適化する必要があるとの考えのもと、運用上のルールやガバナンスはできるだけ少なくしています。 大事なことは「お客様が不便と感じない」こと。たとえば、離脱のきっかけになりかねないWebページの読み込みは、時間を定めています。 と語るのは、本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部 広報部 Web・社内広報課の谷口慎介さん。 本田技研工業(以下、ホンダ)のWebサイトは、サイト毎にコンテンツオーナー(事業部の担当者)と制作会社がいます。それらすべてを統括するのが谷口さんたちのいる広報部です。関連部署は100以上あり、制作会社も含めると1000人以上の関係者で成り立っています。 そんな膨大な関係者から
今日は、良いCXの実現で忘れがちな「事前期待」のコントロールについて。「誕生日サービスに期待して国際線のファーストクラスに乗ったのに、何も祝ってくれなかった」というユーザーの声を、あなたはどうとらえますか? 大好きな航空会社だから、期待してファーストクラスに……今年の2月ごろに、少し話題になったトピックがあります。 ある航空会社のファンが、 誕生日の良い思い出になることを期待して、自分の誕生日に、大好きなエアラインの国際線ファーストクラスに乗った。 それなのに、乗務員がだれも誕生日を祝ってくれなかった。サービスに失望した という不満を旅行クチコミサイトに書き込んだという話題があったのです。 ファーストクラス乗ったのに、誕生日祝われなかった! 「泣いてしまいました」男性乗客、怒りの星1つ(J-CASTニュース) https://www.j-cast.com/2018/02/15321356.
なぜ、的外れなのでしょうか? それは、実際にユーザーが使っているシーンを考えればわかります。たとえば、PCを起動してからサイトのコンテンツを読むまでの流れを書き出してみましょう。 ブラウザを立ち上げるアドレスバーに文字列を入れて検索する検索エンジンの検索結果から該当のコンテンツを探すサイトに訪問し、コンテンツを読むサイト側で用意した支援機能は、4の「サイトに訪問し、コンテンツを読む」の段階になって初めて使えるものです。サイトに「音声読み上げ機能」があれば、そのサイトのコンテンツを読み上げることはできますが、他のサイトのコンテンツを読むことはできません。そしてもちろん、ブラウザを立ち上げたり、検索文字列を入れたりする際にも、この機能を使うことはできません。 もし、このような支援機能にニーズがあるとすれば、普段は目で見てアクセスする人が「何らかの事情でそのサイトのコンテンツだけ読み上げで聴きた
多くの企業がデジタルマーケティングの取り組みを強化しているが、どんどん積み上がっていく施策に担当者が疲弊し、考える余裕をなくしているケースが多い。 そこでビービットが提唱するのは、顧客行動を可視化することで施策の効果を判断し、本当にやるべき施策を見極めることである。カスタマードリブン・マーケティングへの転換に成功した企業の事例を取り上げ、デジタル行動観察の重要性を説いた。 Web担当者フォーラムが開催したデジタルマーケターズサミット 2018 Winterで、ビービットの生田啓氏は、「カスタマードリブン・マーケティングへの転換は現場から! 成功企業の取り組み」と題し、“デジタル情報観察”の重要性を解説した。 本当にやるべき施策を見極める処方箋デジタルマーケティングの現場では、多くの担当者が「忙しすぎて、新しい施策を考える余裕がない」という課題を抱えている。なぜそのような状況に陥っているのか
新サービスの提供開始などで新規にWebサイトを制作・公開するときに、押さえておくべきポイントをご存じだろうか。それはサイトを作り始める前のマーケティングの基礎となる事業分析です。このステップを入念に行うことで、サイトの制作作業や、公開後の達成状況の確認・改善がスムーズかつ的確に行えます。 実際にどのような分析を行い、制作に落とし込んでいくのか、事例に則してみていきましょう。 こんにちは。ウェブ解析士マスターの古橋香緒里(ふるはしかおり)です。株式会社フェイスインテリジェンスという会社で、中小企業のWeb活用のお手伝いをしています。 今回は、市場拡大を目的とした事業分析から、Web制作に落とし込むまでのワークフローを事例をもとに紹介していきます。事例として扱うのは、AIを導入した「クラウド会計」という競合ひしめく分野で、後発製品としてリリースした「JOBるぽ!」のサイトです。 何を提供するか
Google検索アプライアンスは、企業向けGoogle Enterprise Search製品群のハードウェア製品。企業内に導入する製品であるため、イントラネットや企業内ドキュメントなどをグーグルの検索技術で検索できることが特徴ですが、ECサイトの製品検索や、Webサイトのサイト内検索でも利用されています。 同じく企業向けGoogle Enterprise Search製品群のオンラインサービスである「Google Site Search」が2018年3月に終了することが2017年に発表されていましたが、アプライアンスのほうも続けて終了という流れですね。 グーグルの発表では、次のようなことが示されています。 Google検索アプライアンスは、2019年にサービス提供を終了新規ライセンスの販売はすでに終了いつ使えなくなるかは、現在の契約ライセンスによる契約ライセンス終了までは、技術サポートや
課長: さて、今月の予算達成状況だけど……Webのほうはどう? 部下: 芳しくないですね。売上だけでなく、新規会員のほうも、この状況だと難しそうです。 上司: キャンペーンの効果も出てないか。そもそもPVが上がってきていない。こうなると、いよいよ打つ手が少なくなってきたな。とりあえず広告を増やすかぁ。 部下: 課長、そこで提案があるんですが。サイトのパフォーマンス監視ってご存じですか? 課長: サイトの死活判定のことか? ここ最近は長時間のサーバーダウンも特に起きてないはずだが。 部下: サーバーが落ちてる落ちてないの話だけじゃなくて、サイトの表示速度が遅くなっていないか、なんです。サイト表示がちょっとでも遅いと、それだけでユーザーはサイトを離脱してしまうそうで。なので、本格的に測ってみませんか? 課長: ……確かにその話聞いたことあるな。しかし、そうはいってもコストがなぁ。あと、ムズカシ
Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。今回は、SEOに役立つページのコンテンツフローを設計する方法について話をしよう。 残念なことに、SEO戦略の分野ではなぜか、コンテンツフローの話が脇に追いやられてしまっている。 SEO業界にいる人たちの多くは、コンテンツなどさまざまなものに投資して、検索ユーザーの問題を解決し、その意図を探ろうとしている。ところが、 ページのデザインページ内に存在するUIやコンテンツといった各要素のフローについては、無視したり片隅に追いやったりしているのだ。この状況が残念だと言える理由は、実際にはこうした取り組みが非常に大きな違いをSEOにもたらすことだ。 質問 どのような要素をページのどこにどういう順番で配置する必要があるのか? このページの問題は何だろうか? これを考えるとき、それは、次のように考えるのと同じことだ。 このページに何
変化はすでに始まっているマーケティングされたい人などいません。あなたはどうでしょうか?誰もがこのことに気付いているわけではありません。話を先に進める前に、どうして私がこんなことを考えたのか、ご説明しましょう。 マーケターにとって、需要と供給の法則は絶対である――かつてこのように教え込まれた私たちは、需要を意のままに操れると考えがちです。しかし時代が進むにつれ、私たちがアプローチできる顧客は1対1から1対多に増え、ついには10年前には予想もできなかったデジタルの規模に達しました。 たとえば、今の私たちは何十億人もの意見を一気に知ることができます。そこから個人の行動や好みに基づいた、消費パターンや購買パターンのプロファイルさえ作成可能です。 私たちは、テクノロジーの進化によって、かつては想像もつかなかったレベルまで需要と供給の範囲は広がり、規模も拡大していきました。 18億人ものユーザーが使う
「えっ、なぜそんなことが起こったの?」と読者の大半が思われたかもしれません。でも、程度の差はありますが、このような不思議な「現象」はウェブサイトのユーザビリティを改善しているといくつも見つかります。 そして、これはサイト担当者の視点とユーザーの視点が「ズレ」ていることに起因していることが多いです。今回は、このバナーの文言(テキスト)の事例を通じて、サイト担当者の視点がいかに簡単にユーザーの視点とズレやすいのかを紹介したいと思います。 日々のサイト運用で、視点のズレが起きやすいワケなぜ、冒頭で紹介したバナーができてしまったのでしょうか? あなたがECサイトの担当者の立場だったとして考えてみましょう。たとえば、カスタマーサポートの担当者から、次のように頼まれていたらどうでしょう? 電話などの問い合わせを、ウェブでなんとか減らしてくれないか? 詰め替え方法をウェブで説明してほしい。 担当者は、「
この記事は、前中後編の3回に分けてお届けしている。構造化データの実装方法について説明した前回に引き続き、今回は、さまざまな業種におけるschema.orgの使い方について見ていこう。 →まず前編を読んでおく 一般的なウェブサイトでのschema.orgの利用では、自社のサイトに適したschema.orgのTypeを判断するには、どうすればよいだろうか。これは、ビジネスやウェブサイトの種類によって変わってくる。 schema.orgのマークアップのTypeには、ほぼすべての企業にとって役立つものもあれば、特定のビジネスの特定のユースケースにのみ役立つものもある。 ほとんどのサイトで利用価値があるマークアップは次のとおりだ。 Organization ―― Organizationマークアップをトップページで使用すると、そのウェブサイトが特定のブランドのサイトであることを伝えられる。 ナレッジ
SEOのために構造化データを実装する方法「SEOのための構造化データ初心者向けガイド――構造化データを実装する方法」にようこそ。 今ご覧になっているこの記事はガイド全体のパート2です。 パート1(日本語未訳)では、「構造化データとは何か」「SEOの取り組みをサポートするために構造化データをどのように利用できるか」について概要を説明した。 このパート2では、ウェブサイトでSEOのために構造化データを実装する手順について説明する。これは初心者向けガイドなので、利用可能な最も基本的な構造化データのマークアップとよくあるユースケースについて説明したい。また、実装の技術的な面について理解するための追加リソースを提供する。 構造化データの利用が適切かどうかを判断する一般的には、SEOのために構造化データを実装すれば、ほとんどの人にメリットがもたらされる。しかし、実装には一定の労力とリソースが必要だ。ま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く