アフリカ・ボツワナでゾウの狩猟が解禁された。国際社会などは非難するが、住民からは被害を訴える声もあがる/CNN ボツワナ・カサネ(CNN) アフリカ南部のボツワナが5月22日からゾウの狩猟解禁に踏み切ったことに対し、世界中で非難が巻き起こっている。一方、ボツワナ政府は、解禁の理由として、人とゾウの衝突増加などの被害を挙げる。 サファリ目的の観光地として人気がある同国だが、ボイコット運動が持ち上がるなど、貴重な収入源である観光業に影響が出る恐れもある。 ボツワナに生息する野生のゾウはおよそ13万頭と、アフリカ大陸で最も多い。保護団体などは同国を、最後に残された真のゾウの楽園と位置付けてきた。 5年前にゾウの狩猟禁止を実現させた当時の大統領イアン・カーマ氏は狩猟解禁について、愚かであり効果もないと批判。CNNの取材に対し、「殺処分は支持してはならない流血政策だ。人と動物の衝突を解決する効果はな