2023年11月16日付『シャルク・アウサト』(サウジ資本の汎アラブ紙)によると、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃が激化するのと時を同じくして、世界中のSNSや芸術活動や抗議行動の場でパレスチナ人への支持を表明するためのスイカの画像と動画が場を席巻しているそうだ。この報道によると、過去50年間にパレスチナ問題に連帯する象徴は多数用いられており、その例には主にアラブの男性が使用する被り物の布であるクーフィーヤ、オリーブの枝などがある。スイカもそのようなシンボルの一つなのだが、これが最近の情勢下で連帯や抵抗を示す場に復活しているのだそうだ。 スイカがパレスチナのシンボルとして使用される歴史は、1967年にまでさかのぼるらしい。第三次中東戦争でイスラエルがヨルダン川西岸地域、ガザ地区、東エルサレムを占領すると、イスラエル当局はヨルダン川西岸地区とガザ地区でパレスチナの旗を使用することを非合法化