閉鎖された日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区(手前)。防衛省が大規模な防衛拠点の整備を計画している=広島県呉市で2023年12月13日、本社ヘリから長谷川直亮撮影 海上自衛隊の基地がある広島県呉市で、防衛省が新たに大規模な防衛拠点の整備を計画している。地元では、地域経済の低迷を背景に歓迎ムードが高まる一方で、自衛隊の活動拠点の拡大に懸念の声もある。戦艦大和が建造されるなど戦前は「東洋一の軍港」と呼ばれた呉市は、戦後に重工業都市へと転じて発展を遂げた。終戦から80年を前に、かつての軍都は再び転換点を迎えている。 防衛拠点の整備が計画されているのは、2023年9月に閉鎖された日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地約130ヘクタール。海上自衛隊呉基地の近くにあり、東京ドーム28個分の広さに相当する。製鉄所では協力会社を含めて約3300人が働いていたため、閉鎖が決まると地元では「呉の経済が崩壊しかねない」との不
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