以前やっていたテレビのニュース番組でもそうだったが、J-WAVE JAM THE WORLDでは、なるべく科学者や科学関係のゲストを迎えて、科学応援団に徹している。新聞の書評や科学コラムでも、常に科学や科学書の「いいところ」を見つけるよう努力しているのだ。 しかし、オレのそういった努力は、科学コミュニケーター界では、全くといっていいほど評価されていない。 ある高名なノンフィクション作家Y.Kは、脳死問題などで発言していたせいか、科学関係の出版賞の審査員で呼ばれたらしい。すると、開口一番、オレの本をけなし始めて、「こんな訳のわからない本は、そもそも、賞に値しない」と不満をぶちまけたのだと。 もしかしたら、Y.Kは、学校で嫌な理数系の先生に教わったか、赤点でも取って、それ以来、数学や物理がトラウマになったのかもしれない。そのとばっちりを受けるのがオレということなのか。 もっとショックだったのは