なぜ「電気使用料金の値上げ」が受け入れられないのか? ――「キャッシュバック制」の導入で、 善意の節電努力が報われる「公平な仕組み」を―― 震災によって電力供給量が大幅に落ち込む中、東京電力管内における夏季の電力不足が問題となっています。果たして大規模停電を防ぐ手立てはあるのでしょうか。本稿では、経済学、そして人間心理を踏まえた行動経済学の知見を用いた政策提言を行います。 前編となる今回は、計画停電や「一律25%節減」という政府案、経済学者が提案している「電気料金の値上げ」など、現在噴出している様々な議論を俯瞰するとともに、経済学者が提案する電気料金の値上げがなぜ受け入れられないかを解説し、国民感情にも留意した「キャッシュバック制」の導入を提案します。 タイムリミットは今夏 広域停電は避けられるか? 現在、東京電力管内における夏季の電力不足が問題となっています。 震災直後の電力不足に、東京

