前回までは、人工知能に基づく将棋プログラムのつくりかたをみてきました。今回からはこの将棋プログラムを研修でつくっていくことにします。 将棋プログラムは、昔ながらの記号処理的な人工知能と、今流行の機械学習を含む非記号処理的人工知能の双方の要素があるので、研修の題材としてはぴったりです。 それよりも何よりも、将棋の研修は面白く、盛り上がります。 人工知能プログラムをつくる研修を盛り上げるただ一つの方法は、勝った!負けた!の世界を経験させることです。 これは、これまでの伝統的なプログラミング研修が嘘のように、全員が興奮します。そして、勝負の結果は皆が納得できる研修の評価になります。(図1)。 さらに研修の途中でも、作成したプログラムと(デバッグと称して)将棋ができますので、あちこちで盛り上がります。もしかしたらデバッグで苦しんでいてナチュラルハイになっているだけかも知れませんが…。 そして将棋プ
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