革新的システム、ライトニング・ネットワーク開発を語るNayuta代表取締役の栗元憲一氏 MUFGの第2期アクセラレータ・プログラムで準グランプリを獲得したNayuta。社名がサンスクリット語の「10の60乗」に由来するNayutaが現在、取り組んでいるのは、ブロックチェーンの基盤の上にペイメント専用のレイヤー(2nd Layerあるいはレイヤー2)を構築する試みである。 パブリック・ブロックチェーンの欠陥と課題 なぜ、こうした試みに取り組んでいるのかについて、Nayuta代表取締役の栗元憲一氏は次のように語る。 「ビットコインの2nd Layerの開発に今は注力しています。ビットコインはパブリック・ブロックチェーンを使って動いていますが、そこには課題があります。もともとビットコインは国や銀行に支配されない、誰でも使える通貨として開発されたのですが、実際は、あまり使われていません。投機目的で