6年前の今日、2018年3月23日。 行きつけだった大好きなイタリアンで「鯖のマリネ」を食べた。 アナフィラキシー・ショックを起こした。 その日の夜中に救命病棟に運ばれた。 ギリギリだった。血圧は上が60で下は20まで下がった。 人生初めてのアレルギーだった。 その夜を境に「海の魚介類」を食べることを禁じられた。 アレルゲンはアニサキスという寄生虫。 アニサキスでお腹が痛くなるのは「アニサキス症」。ボクのはそれを飛び越えて「アニサキス・アレルギー」というものだった。 アニサキスのタンパク質や分泌物に反応するので、生きたアニサキスはもちろん、死んでいても、その死体のカケラでも分泌物の残滓でも、命を脅かすアレルギー反応が起こってしまう。 つまり、海の魚(そのほとんどにアニサキスがいる)は、鮨も刺身も、焼いても煮ても、揚げても蒸しても、練っても摺っても、もう危険すぎて食べられない、ということにな