愛媛県での開催を皮切りに、7月末からエイベックスは毎年恒例の“お祭り期間”に入る。年に一度の野外フェスティバル「a−nation」だ。全国5都市7公演を1カ月かけて回り、計20万人を集める。1公演当たり約20ものアーティストが出演、9時間にわたってさまざまなパフォーマンスでステージを盛り上げる。 来場者の楽しみはライブだけではない。コミュニティエリアと呼ばれる物販や飲食のスペースは、さながらテーマパークだ。アーティストグッズのテントが数十メートルも立ち並び、限定商品が飛ぶように売れていく。 飲食でも特別メニューを多数用意。たとえば昨年は、浜崎あゆみがプロデュースしたカレーを、あゆマークの入ったスプーンを付けて1300円で販売。あゆがブログで紹介したお気に入りのカレーとあれば、ファンの財布のひもは自然と緩む。 協賛企業のセブン‐イレブン・ジャパンも出店し、系列アーティストがプロデュース