そろそろ事件化しそうな「ヤクルト本社」 いつも書くのですが、経済事件は「悪質」な順番に事件化するわけではありません。世の中には上場会社を巡る「とんでもない話」が山ほどありますが、それらが事件化するかどうかは「全く次元の違うところ」で決まってしまいます。 ヤクルト本社でも、1996年から実権を握る堀澄也・代表取締役会長兼CEOの関係する会社への利益供与、自身の不正蓄財、反社会勢力との関わりなど「黒い噂」が出回っていますが、一向に事件化していません。 いわば「事件化するパターン」に該当していなかったわけです。本誌が経済事件については事件化するまで(正確には当局からリーク記事が出てくるまで)取り上げない理由は、「悪質さ」と「事件化」の間には何も関係がないことを理解しているからです。 それではなぜヤクルト本社が「そろそろ事件化しそう」なのかですが、正確にいうと「事件化しないパターンから外れてきた」