ウェザーニューズは5日、来春(2011年)のスギ、ヒノキ花粉の飛散傾向を発表した。例年、花粉は前年夏の日照時間や最高気温、降水量との相関が高いとされているが、今夏は記録的な猛暑だったことや、統計的にも花粉の飛散量が増える年であることを考慮。その結果、全国的に2010年のおよそ5倍の飛散を見込む形になった。 また関東、北陸・甲信北部、東海・甲信南部の各地域ではそれぞれ7〜8倍、近畿については10倍を予想。北海道で飛散するシラカバ花粉についても、2011年は前年と同等かそれより多く飛散する可能性を指摘している。 飛散時期については例年、寒さが徐々に和らぐ2月以降に増加。同社では、スギ花粉の大量飛散となった2005年と同等あるいはそれ以上の飛散を予想しており、早めの花粉症対策を促している。 【関連記事】 【ワカレメ vol.30】“始まりの春”、花粉も理由に「憂鬱」が3割(09年04月0