ザッポスが提唱した「経営戦略の要としての企業文化」 私が『ザッポスの奇跡』を書いた2008年、それ以前には、アメリカでも「企業文化」が経営戦略のトピックのひとつとして語られることはあまりありませんでした。 だからこそ、その年の5月、ラスベガスで行われたテクノロジー系のカンファレンスで、ザッポス社のCEO、トニー・シェイが彼独特の静かな、それでいて熱い信念のこもった口調で、「企業文化が経営の最優先事項だ」と語るのを聞いた時、私は目の前で火花が散るような強烈な衝撃を受けたのです。 その後、アマゾンに買収されたことも影響して、ザッポスは米国内のみならず世界的にも有名な会社になりました。そして、「経営戦略の要としての企業文化」が、それまでにはない新しい枠組みの中で、かつ切迫性をもって語られるようになったのです。 「豪華なアメニティや社員サービス」が「優れた企業文化」ではない 今では、アメリカのビジ
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