募集はいったん締め切りました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。今後、状況が変わったり、「あれ? これじゃ足りないな」となったらまた募集します。 →スタッフ募集のお知らせ | 本の読める店 fuzkue 2つめのフヅクエを下北沢につくります。けっこう先の話ですが、 2020年4月オープンです。 小田急電鉄の再開発エリア「下北線路街」の一画、下北沢駅と世田谷代田駅のあいだ、「BONUS TRACK」がその場所です。 まずはちょっと自己紹介がてらフヅクエの軌跡を振り返るみたいなことを始めるんですがこんにちは、フヅクエのCEO・阿久津・隆です。 フヅクエは、「今日はがっつり本を読んじゃうぞ〜」と思って来てくださった方にとっての最高の環境の実現を目指して運営されている「本の読める店」です。 渋谷区初台で店を始めたのが2014年の10月で、それからの4年半ほどのあいだで少しずつ
著書。なんと。というところですが、こんにちは、著者・阿久津隆です、というところなんですが、これは何よりもまず僕にとって幸せな本だった。たくさんの幸せが詰まった本だった。 緒方修一さんに装丁をしていただいた。 ボラーニョ・コレクション、ゼーバルト・コレクション、エクス・リブリス・シリーズ、それから平出隆の『ウィリアム・ブレイクのバット』やジャック・ケルアックの『スクロール版オン・ザ・ロード』……装丁かっこいいなあ、と思って開いた本のことごとくに「緒方修一」という名前があったといっても全然過言じゃない程度に、緒方さんの装丁はかっこうよくて、大好きで、その緒方さんにお願いできたこと。 装丁案が出されるまで僕は、僕の本もボラーニョ・コレクションやゼーバルト・コレクションみたいな、モノクロームなというのか、シックなというのか、白と黒な感じの、厳かでかっこいいものを期待していた。そうしたら8つも案を出
オープンから丸2年が経ったということらしかった。 2014年の10月17日、2年後の状況がこんなものだと知ったら、僕は何を思っただろうか。「え、どうなってんの…全然じゃん…」そんなところだろう。「ね、ほんとに」と今の僕は答える。 2年。こんなに難しいものなんだな、と感じながら迎えることになった。思うようになんて本当にいかないものだな、なにもかもが、と実感しながら迎えることになった。 2年前に思い描いていた2年後の状況にはまるでならなかった。道半ば過ぎてクソワロタ、というところだ。 と、書くと、暗いんですが、昨今の僕は全然暗い気持ちではなく、むしろ1年前なんかよりよほど明るいんじゃないか。店をもっとこうしていきたい、という欲望の声めいたものが新たに少し聞こえてきた感じがして、それが僕を本当にうれしくさせている。退屈じゃない、というのが何よりも大切なことだと思っている。たとえずっとずっと遠くで
昼間、鈴木理策の写真展を見にオペラシティアートギャラリーに行った。 写真に触れるたびに「写真はわからないんだよなあ」と自分にエクスキューズをつけるのだけど、じゃあ小説や映画ならわかるっていうの?と、わかるってなんなの?と、詰問の一つ二つしたくなるし、「いやわかりませんよ、小説だって映画だってわかりませんよ」と弱腰に応対するし、「そもそもそれらはわかるだなんて別に言ってないじゃないですか。勝手に決めつけて詰問してこないでくださいよ」と多少の反抗を見せたくもなる。 で、鈴木理策の写真はなんかすごい楽しくて、楽しいぞ、楽しいぞ、と思いながら見たのできっとこれでよい。なんかすごいよかったですよほんと。写真ってなんかしんないけどすげー!!すごいっす!!ごいっす!!!となった。なので国民のみんなも鈴木理策を見に行ってそのあとフヅクエにゴーだよ!という流れを確立したい。いやどっちでもいいや。いやどっちで
中根光敏『珈琲飲み 「コーヒー文化」私論』を昨日、マイケル・ポーラン『人間は料理をする(下)』を今日読み終えた。 なんとなく経口摂取するものに関する本を読みたくなったらしく、この2冊を並行気味に読んでいた。 で、両方読み終えて最初に思ったのが、「なんかやっぱりワクワクしてる感じがいいよな〜」ということで。 『珈琲飲み』は著者が大学の先生というか学者さんで、いや、だからというわけじゃないな、それは学者ってものにきっと失礼で、帯に「うかつにも……珈琲に、夢中。」とあるのだけど、その夢中っぷりが読んでいても僕には伝染してこないというか、喫茶文化の歴史的変遷を紹介していくところとかいくつも面白いところはあるし、いくらか「ネルドリップ俺もやってみたいなあ」みたいな気持ちにもなったのだけど、全体として気持ちよく読めはしなかった。 著者の「夢中」というのが肯定に次ぐ肯定というものではなく、あれこれに対す
先日日経MJのトレンド面に「「おしゃべり禁止」カフェ、若者集う」という記事が載っていたそうですよということを書いたけれども、しかし「そんなトレンドひとつも聞いたことないっすわ、記事に載っているお店だってわりとずっと人気でしょ、少なくとも俺が行った1年前とかそういう時分はすでに集ってたよ若者」と思ったり「しかも記事でいちばん大きく取り上げられている神戸のお店はweb見たらこの5月からおしゃべり禁止時間を短縮されるみたいだし、トレンドどころか」とか思ったわけだったのだけど、でもトレンドっていうのはこの記事を足掛かりにくらいの感じでもしかしたら力技みたいなもので作られたりするのかもしれないな、おそろしいっすわ、ということを思ったりもしたわけだった。 それにしてもあたかも「フヅクエもおしゃべり禁止の店だから、やっぴー、追い風!」みたいなテンションで書いちゃったような気がするのだけど、しかしそれは本
昨日に続いてはてなブックマークでホットエントリーになっていて見かけた記事からの話題というかあれなんですが。でもそうだよなーというのは元々あったのでこの機だよなみたいなところであり。 で、電車より歩いた方が早い説ということで、いやほんとだよねーというか、早いかどうかはわからないけど歩くのってたまにはいいよね、と思いました。京王新線に乗るくらいなら。というか。 京王新線はそもそもよくわからないあれで、新宿→初台→幡ヶ谷→笹塚までの区間だけしか京王新線を名乗る電車というのはないというのが僕の認識なのだけど、合ってるかな。 合ってるとは思うのだけど、京王線があって一方で京王新線もあって、新宿駅から向かう時もなかなか迷うというか難易度が高くて。経路を変えた瞬間にいまだに迷う自信があるくらいで。 ややこしい名前のせいというか、京王初幡線とかがいいんじゃないかな。初台と幡ヶ谷行きたかったら初幡線ね、って
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