「Ars Electronica(アルス・エレクトロニカ)」は、世界最大規模を誇るメディア・アートの祭典。1979年から毎年オーストリア・リンツで開催されている。CGを利用した作品を表彰する「コンピュータアニメーション、映画、VFX」や学術的な要素を含むメディア・アートの「ハイブリッドアート」、「デジタル・ミュージック」、「インタラクティブアート」、「デジタルコミュニティー」、「アンダー19フリースタイル」、学術論文の「メディア・アート・リサーチ」の7部門で構成されている。 世界から作品を募り、最高賞の「ゴールデン・ニカ」、準グランプリの「Award of Distinction」とそれに続く栄誉賞「Honorary Mentions」が決定される。今年は62カ国から3,000を超える応募があり、審査員によって賞が選定された。 これまで日本から明和電機(2003年)や坂本龍一・岩井俊雄 (