10年前と比べると、今は生活の中で接する情報の量がケタ違いに増えているというのは、誰しもが共感するところでしょう。 情報は私たちに新しい選択肢や、知らなかった価値観をもたらしましたが、その半面「選択肢が多すぎて選べない」「頭の中がぐちゃぐちゃになってやるべきことがわからない」といった弊害も出ています。 『フセンで考えるとうまくいく:頭と心が忙しい人のための自分整理術22』(平本あきお/著、「元気が出る本」出版部/編集、現代書林/刊)はこの問題に、本や資料を読む時に貼る「フセン」を使って、溢れかえる情報に溺れずに、整理して活用する方法を教えてくれる一冊。 一体フセンをどのように使うのでしょうか。 ■頭の中にあることを全て書き出す たくさんの仕事を抱えているにも関わらず、「これお願いできますか?」と人から頼まれると断れない人がいます。それでもうまく回っているうちはいいのですが、あまりに頼まれご