テンプレートは以下のように定義する。 template < typename T > class C { C ( T t ) { } } ; template < typename T > void f( T t ) { } テンプレートは以下のように使う。 int main() { C<int> c(42) ; f<int>(42) ; } しかし、C++プログラマーの大半は、関数テンプレートfをこのように使うことはない。大抵は、f(42)のように使う。このように、テンプレート名を書いた場合、C++コンパイラーはテンプレートの実引数推定と呼ばれる仕組みを使ってテンプレート実引数を推定する。 その詳しい仕組みは難解だが、考え方としてはこうだ。42の型はintである。すると、tの型はintである。tの型はTとされているので、Tはintである。Tはテンプレート仮引数である。するとテンプレート仮