米国西部で発見されたハドロサウルスの頭蓋(ずがい)骨(2007年10月3日提供)。(c)AFP/Utah Museum of Natural History 【7月24日 AFP】恐竜の種が多様化したのは絶滅直前だったとする定説は幻想で、絶滅の数百万年前に大規模な進化をとげたとする研究結果が、23日の「英国王立協会紀要(生命科学版、Proceedings of the Royal Society B)」に発表された。 約6500万年前の白亜紀末に起きた恐竜の絶滅は解明されていない点が多いが、地球の支配者として進化の絶頂に達した際、恐らくいん石が地球に衝突したとされる壊滅的な出来事で、長期にわたる支配に幕を閉じたというギリシャ悲劇を思わせるような説が一般的となっている。 この定説は、約8000万-1億2500万年前の「Cretaceous Terrestrial Revolution(白亜紀