2011年以降少ない数で推移していた風疹患者報告数が、2012年6月から大きく増加、9年ぶりの大流行が続いているそうです(東京都感染症情報センター、厚生労働省)。30歳から49歳の男性での報告数が多く、また妊娠初期に風疹に罹患したことで発生する可能性がある先天性風疹症候群の報告数も2012年には急増しているとのことです(国立感染症研究所)。風疹の抗体価を測定するHI法に用いるガチョウの赤血球も不足している模様(栃木県感染症情報センター)。 風疹の全報告数は2013年に入ってからの2か月間ですでに1500件を超え、総数で2500件だった2012年以上のペースで風疹流行が見られます。さらに来月に新入生・新社会人をむかえ、転居があると2007年の麻疹のときのように大規模な大学の休講なども起こり得るかもしれません。 2007年の反省に基づいて、中学1年生・高校3年生には麻しん風しんワクチン接種が公