2023年6月30日のブックマーク (2件)

  • 『諜報国家ロシア』/保坂三四郎インタビュー 前編

    2022年2月、ロシアウクライナに全面侵攻しました。国際法を無視するロシアに世界各国からの非難の声があがっていますが、停戦の兆しは見えず、長期戦になるとも言われます。なぜロシア戦争をはじめ、そして続けるのでしょうか? 『諜報国家ロシア』の著者・保坂三四郎さんは、その背景には、ソ連時代に国家の根幹を握った諜報機関「国家保安委員会(KGB)」と、ロシア連邦でそれを継承した「連邦保安庁(FSB)」の存在があると指摘します。 ロシアの諜報機関について、そして著書の執筆意図について、保坂さんに聞きました。インタビューの前編。 ――書は、KGBとFSBの歴史や思想、工作の手法が事細かに描かれています。保坂さんは、そもそもなぜロシアのインテリジェンス研究を始めようと思ったのでしょうか。 保坂:私はもともと、現代のウクライナ人の歴史的記憶などを研究しており、実はつい数年前まで、KGBどころかFSBに

    『諜報国家ロシア』/保坂三四郎インタビュー 前編
    saavedra
    saavedra 2023/06/30
  • 『諜報国家ロシア』/保坂三四郎インタビュー 後編

    保坂三四郎さんが執筆した『諜報国家ロシア』は、諜報機関のKGB、そしてFSBがいかにしてソ連、そしてロシアを掌握してきたか、その歴史と思想、行動原理を解き明かします。保坂さんに執筆の背景を聞きました。インタビューの後編。 ――かつては保坂さんご自身がプーチンに心酔する「ロシアかぶれ」だったと「あとがき」に記しています。考えを改める機会は何だったのでしょうか。 保坂:私は、大学在学中の2000年にモスクワに留学しましたが、ロシアでの体験に感化されて「ロシアかぶれ」となって帰国しました。大学卒業後も、ロシア関連の仕事に就き、モスクワやウラジオストクを訪問する度に「両国民の友好のために」と、何度乾杯したかわかりません。また、2006年にプーチン大統領がブッシュ米大統領に面と向かって「ロシアにはイラクのような民主主義は要らない」と言ったことに対して、私はソーシャルメディアへの投稿で拍手喝さいしまし

    『諜報国家ロシア』/保坂三四郎インタビュー 後編
    saavedra
    saavedra 2023/06/30