小野寺五典防衛相は9日、沖縄県うるま市の伊計島の海岸に同日午前、航空機の部品が漂着しているのが見つかり、米側に照会した結果、8日午前に飛行した米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属の新型輸送機MV22オスプレイの部品と判明したと発表した。 見つかった部品は、右側エンジンの空気採り入れ口のカバー。小野寺氏は「昨日発生した事案で、通常なら直ちに日本側に報告があってしかるべきだ」と述べ、米軍の対応に強い不快感を示した。 沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官に遺憾の意を伝え、情報提供と再発防止を求めた。 小野寺氏によると、漂着物があるとの通報が防衛省にあり、写真などで確認した結果、オスプレイの部品である可能性が浮上。米側に照会したところ、落下を認めた。