2015年6月に公開され、賞賛の声を浴びた『マッドマックス 怒りのデスロード』。messy(その後、該当記事はwezzyに移動しました)では、社会学者のハン・トンヒョンさんとライターの西森路代さんに、『マッドマックス』の素晴らしさ、特にフェミニズムの視点で、二度に分けてお話いただきました。 ・「アイドルを消費する」日本に、『マッドマックス』が投下したもの ・恋愛関係でなくても男女は協力できる 「当たり前」を描いた『マッドマックス』が賞賛される皮肉 そして2017年3月に、パク・チャヌク監督の新作『お嬢さん』が公開されました。すでに西森さんが本サイトでレビューしているように、『お嬢さん』は『マッドマックス』同様にフェミニズムの視点で饒舌に語るに値する素晴らしい作品です。そこで再び、ハンさんと西森さんにお集まりいただき、『お嬢さん』の魅力について語り合っていただきました。実は『お嬢さん』は、フ
2017.02.25 18:00 パク・チャヌク映画『お嬢さん』はフェミニズムそのものだと思う。多くを語りたくても語らせてくれない、もどかしい映画評。 3月3日ロードショーの『お嬢さん』という映画の魅力を伝えるのは本当に難しいものです。なぜなら、ミステリーや謎解きの部分が大きいため、ネタバレを丁寧に避けなければいけないからです。 この物語の舞台は、1939年、日本統治時代の朝鮮半島です。詐欺一味に育てられた孤児の少女スッキ(キム・テリ)は、グループの詐欺師(ハ・ジョンウ)から、華族の上月(チョ・ジヌン)の暮らす豪邸へ侍女として潜入するよう命じられます。「藤原伯爵」の名を騙る詐欺師は、上月家の令嬢・秀子(キム・ミニ)と結婚し財産を奪う計画を企てており、その足がかりとしてスッキを送り込んだのです。 報酬を目当てに詐欺師の計画に加担したスッキは珠子という日本名で上月家で働くようになります。しかし
この記事が公開時点で『100日後に死ぬワニ』自体もはやどうでもよくなっていたので斜め読みだったのだが、ヘンリー・ジェンキンスの議論が特に参照されているところがワタシの気を引いた。 で、この記事の最後の記述にのけぞることになる。 ※ヘンリー・ジェンキンスの議論は本年度中に晶文社より刊行予定の著者邦訳『コンヴァージェンス・カルチャー(仮)』(阿部康人、北村紗衣、渡部宏樹訳)をご覧ください。 (4ページ目)『100日後に死ぬワニ』へのモヤモヤを研究者が分析「ファンは『人工芝なのでは』と怒った」 | 文春オンライン マジかよ、ヘンリー・ジェンキンスの『Convergence Culture』の邦訳が出るのか! しかし……「本年度中に晶文社より刊行予定」とあるが、この記事は2020年3月26日公開で、それなら既に刊行されてないといけないのでは(笑)。 まぁ、2020年度中にはということなのだろうが、
3月13日、新型インフルエンザ等対策特別措置法を改正した、いわゆるコロナ新法が成立した。野党が同法の援用で事足りると主張したのに対して、安倍晋三首相はあくまで新法制定(法改正)にこだわった。 コロナ新法では、内閣総理大臣による緊急事態宣言を可能としている。宣言が発せられた場合、外出制限、施設や商店の休業、医療品や食料の確保などについて、実質的な強制力を伴う「要請」「指示」「収用」ができる。2月末に全国の学校の休業を超法規的な形で要請し、また元来、憲法を改正して緊急事態条項を盛り込むことを政治的な悲願としている安倍首相は、このコロナ危機に際し、緊急事態宣言の発動を行いたがっているのだと目されていた。 しかし予想に反して、新法成立以来、緊急事態宣言は3週間以上行われなかった。4月6日現在の報道によれば、7日にも地域を限定した緊急事態宣言が行われるとしている。そもそも同法に基づく政府対策本部が設
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