(その2から読む) ――では、海外の状況についてお聞きしたいのですが。 「NARUTO」「ポケモン」「遊戯王」もそうですけれども、1つのタイトルで言うと、経験上のものですが海外でマーケットが成熟してくるまでに、だいたい4年から5年はかかるんですね。そして、全世界をひと回りするのには、7~8年。それ以降は、そのパフォーマンスがいつまで続くかという問題になります。 ――そういう意味では、この3作は今うまく続いていますよね。 世界市場で見ると、「ポケモン」は落ち着いている感じです。残されたエリアで言うと中国マーケットですね。 一方、「NARUTO」と「遊戯王」は、視聴ターゲットがかなり近いんですね。現状では、「遊戯王」の人気が一時期ほどではなくなり、そのマーケットを全部「NARUTO」が吸収しています。 世界のアニメ市場というパイで言うと、パイの大きさはこれまでと全く同じなんです。つまり、その中
![アニメ輸出市場は浮上するか ~テレビ東京アニメ事業部長・岩田圭介氏インタビュー(その3):日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)