2009年、日本企業は本格的な業務プロセス改革に取り組むのか?:【新春特別企画】コミュニティーリーダーが占う、2009年大予測(1/2 ページ) 米金融危機がもたらした世界的な経済不況により、2009年は多くの日本企業において事業などに対する投資の凍結が予想される。こうした時こそ業務プロセスを見直し、改めてビジネス戦略を練るべきである。 金融危機発の同時不況が世界に広がる中、多くの日本企業も戦略変更を余儀なくされている。2008年度当初に掲げた事業拡大プランを大慌てで延期・中止したケースもあろう。 実は2007年後半の米Gartner調査などでは、日本企業の多くが、世界の趨勢(すうせい)に追い付くべく「業務プロセスの見直し」を最優先課題に挙げていた。IT業界では本格的IT導入がさらに盛り上がることを期待していたはずである。ところが年度後半からは新規プロジェクトがいくつもストップしている模様