編集ってなんだろう 2014年は、「編集ってなんだろう?」ということを毎日考え続ける日々でした。 僕は仕事がら、いろんな人に「編集」について教える機会があります。ログミーのスタッフだったり、コンサル先のスタッフだったり、勉強会の参加者だったり。時には、紙のベテラン編集者の方に、ウェブの編集について教えることもあります。 じゃあ僕は編集者なのかというと、そうではありません。プロデューサーです。いまは編集という言葉の意味が多様化していますので、誰かから見れば編集者なのかもしれませんが、僕にとっては違う。 僕にとっての編集とは、「ものさし」のことです。そして、そのものさしをつくり上げるための生き方のことだと思っています。そのことについて少し書きたいと思います。 編集者の目線 僕は25歳のとき、出版社に入って、初めて編集というものに携わりました。月刊誌の編集の下っ端として、警察署へ道路の使用許可を