生成AIの登場に伴い、RPAに代表される自動化ツールと生成AIの連携による自動化の可能性は、ますます広がりをみせている。そこで最終回となる今回は、AIとの連携で広がる自動化の可能性をテーマに自動化とAIの今後を解説する。 自動化とAIのあゆみ 自動化とAIは切っても切れない関係にある。実際、UiPathは2017年頃から自動化とAIの連携に取り組んでおり、その少し後から、RPAベンダーとAIベンダーの両方が、相互に連携する動きを見せている。 2019年に「UiPath AI EXPO」を開催した際には、34社以上の日本のAIベンダーの参加に加え、2000名以上のユーザーの登録があった。当時は、多くの企業で「紙」でのやり取りや確認が発生する業務の自動化に対するニーズが高く、その解決策として特にAI-OCRが注目されていた。自動化とAIとの連携は、AI-OCRから広がっていったと言えるだろう。
![AIとの連携で広がる自動化の可能性 - 企業における自動化のこれまでとこれから - RPAからAIまで(6)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aec29a2400747f8ecd1c8f5f69f86761f2ee13d9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Ftechplus%2Farticle%2Fautomation-6%2Fogp_images%2Fogp.jpg)