写真:Daderot(パブリックドメイン、Wikimedia Commonsより) 僕がMITメディアラボの所長に着任した当初、ニューヨークタイムズはこれを変わった人選と評したが、その通りだった。最終学歴は高校卒業だったし、タフツ大学とシカゴ大学の学部課程および東京の一橋大学の博士課程からいずれもドロップアウトしていたからだ。 最初に同ポストの打診が来た時は、学位がないから応募すべきじゃないだろう、との助言をもらった。数ヵ月後、選考委員だった Nicholas Negroponte(ニコラス・ネグロポンテ)から再び連絡があり、面接を受けにMITに来てみないかと誘われた。初回の候補者リストからは最終候補が出なかったそうだ。 教授陣、学生陣、スタッフとの面接は好感触だった。僕の人生でも最も刺激的な類の2日間であり、同時に、間の夜に日本で大地震が発生したため、かなり辛くもあった。あの2日間は様々
SAPがインメモリデータベース「HANA」を発表して6年。HANAの生みの親である同社共同創業者兼スーパーアドバイザリーボード会長のHasso Plattner氏は「HANAのメリットは十分伝わった」と述べ、実際の導入のための支援強化にシフトする方針を示した。併せて、エンタープライズの将来像としてAIや機械学習の応用にも触れた。 SAPが米オーランドで5月17日から3日間開催した年次カンファレンス「SAPPHIRE NOW 2016」。例年通り最終日のステージに登壇したPlattner氏は「HANAへの道、そしてその先」をテーマに話をした。 HANAのメリットの理解は進んだ 「Thank you」――Plattner氏は冒頭、集まった2万人の顧客、パートナーに対しステージから頭を下げた。「S/4 HANAへの移行企業が爆発的に増えている。顧客は大規模な予算を費やしており、(なぜS/4 HA
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