SAP エキスパートの十分な確保に向けて、SAP がパートナー向け学習環境に投資 企業は競争力を維持する必要に迫られています。競争力を維持するには、自らを改革し、自社の製品や基盤となる運用中の IT システムを刷新しなければなりません。そこで、何をするにも必要なのが人材です。
私が担当するアプリケーション領域の視点から独SAPの年次カンファレンス「SAPPHIRE NOW 2012」を全体的に振り返ると、大きく3つの印象を持ちました。1つは、2010年にビル・マクダーモット氏とジム・ハガマン・スナーベ氏の共同CEO体制になった際に打ち出した戦略を、変わることなく着実に進めていることです。目新しい動きを見せるのではなく、戦略ロードマップの進ちょくをきちんと報告しているといってもいいでしょう。 2つ目は、クラウドやモバイルといった新規ビジネスの話題が中心で、創業以来、長年にわたり主力だったERP(業務統合パッケージ)やビジネスアプリケーションについてはあまり触れられませんでした。SAPが注力する5つのマーケットカテゴリ、すなわち、「業種・業務別アプリケーション」「分析」「データベース&技術」「モバイル」「クラウド」の中で、展示会場にアプリケーションの大カテゴリエリ
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