庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」がAmazonプライムビデオで視聴できるようになったので、見てみた。 個人的に良かったなと思ったところと、気になったところを語りたい。 *未視聴の方はご注意ください。 気になったところ 映画自体はとても面白かった。 気になったのは、作品の論調が「日本はすごい」という全体主義的なものに感じてしまったところだ。 「ゴジラに対処する」方法を現実にあてはめてると、政治家や自衛隊を出さざるえない。現役の政治家や石破元防衛大臣が、緊急時の対応をリアルだと言ったり自衛隊の出動要件にもこだわっているところに注目していることを見ても、実際にそうとう取材して協力を仰いでいると思う。 こういう事態が起きたときに、一人一人がどう動くか、どこまで犠牲が払えるか、「全体のために時に個は犠牲にせざる得ない」ということを描くことをもリアリティを追求するためには仕方ない。 仕方ないんだけれど、