58歳の成田昌隆さんは、45歳の時に大手証券会社を退職し、妻と子供2人を養いながらCGアーティストを目指した。いまでは、『スター・ウォーズ』シリーズなどのCGモデラーとして活躍している。なぜ成田さんは成功できたのか。自著『ミレニアム・ファルコンを作った男』(光文社)からお届けする――。(第1回) 集中特訓で10年分のギャップを埋める 2008年9月、45歳の私は大手証券会社を辞め、ハリウッドにあるCGスクールの学生となった。目標は、1年以内にCGでお金を稼げるようになり、5年以内にハリウッド映画のエンドロールにクレジットされること。 大それた目標だと思われるだろうが、勝算がまったくないわけでもなかった。10年前、会社勤めをしながらCGを学び、CGスタジオに採用される一歩手前まで行ったことはあるのだ。 しかし、CG黎明期だった10年前とは違い、2008年にはCG人口も爆発的に増え、生半可な腕
![元証券マンが45歳で脱サラして「ハリウッドのCGアーティスト」になるまで 代表作は「ミレニアム・ファルコン」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/910a537f03e810d0001e48f457e5dbaf266b1e62/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F3%2F1200wm%2Fimg_a37d3c984f6e25dff8a0e59b26b02bee968319.jpg)