「フィリーズ6‐2マーリンズ」(4日、フィラデルフィア) マーリンズのイチロー外野手(41)がプロ24年目で初めて公式戦のマウンドに立った。シーズン最終戦のこの日は三回の守備から右翼で途中出場し、2‐6の八回に4番手で登板し、1回2安打1失点。打者5人に対し18球を投じ、ストライクは11球。最速は89マイル(143キロ)だった。この日は打者として2打席に立ち、いずれも空振り三振。打率は自己最低の・229で15年目のシーズンを終えた。 【写真】イチローが対抗心「151キロぐらいやったら俺も多分、出る」 敵地のスタンドがどよめいた。4点を追う八回。背番号「51」が向かった先はライトの守備位置ではなく、マウンドだった。 注目の初球。先頭のヘレラに投じたのは86マイル(約138キロ)のストレート。内角高めのコースに相手打者が思わず、のけぞった。2球目は86マイル(約138キロ)の内角低め直球