雪国から好選手が生まれないという野球界の常識は、もはや過去のものになろうとしている。花巻東高校から菊池雄星(西武)や大谷翔平(日本ハム)が現われ、後輩たちがそれに続こうとしている。その立役者が同校野球部の佐々木洋監督だ。佐々木が起こしたみちのくの野球革命とは──。 今から3年前の2012年7月中旬、まだ花巻東高校3年生だった大谷翔平(日本ハム)が岩手県大会で成し遂げた偉業は、全国のニュースで大きな驚きとともに伝えられた。プロでもほとんどの投手が投げられない球速160kmという領域に、18歳の少年がたどり着いたからだ。 周囲の喧騒をよそに、監督の佐々木洋は淡々と現実を受け止めていた。 「大谷はボールを投げていたらたまたま160kmが出たのではなく、160kmを投げようと思って出した」 身長193cm、体重90kgの大谷が投手として恵まれた体躯を誇っていることに疑いの余地はない。だが、こ
一流の選手は「変化を厭わない」 まあ、営業トークはさておきまして、皆さん、新しい事を始めるのはリスキーだと思っていませんか?今までやってきたやり方が、いつまでも正しいと。 13年間のプロ野球選手生活で、たくさんの選手と出会ってきましたが、「これは危ないな・・・」という考え方が一つありました。それは「変化を嫌う」というものです。 自分自身にも常々言い聞かせていた事です。 日本に約800人いるプロ野球選手のうち、超一流、一流は全体の1割にも満たないと思っていました。 何を持って一流といえるのか、数字なのか、プレーのインパクトなのか、数字だとすれば長く活躍したらいいのか?短期でも良いパフォーマンスを出すことができた選手を一流とするか?基準が引けないので、みなさんの想像する一流で構いません。私もぼんやりです。 ここに、残りの選手を二流であるとします。もちろん去年までの私も含めて。 彼らが、よく「コ
サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
吉井氏が高校時代からのライバル、ダルビッシュと涌井(右)について現状と今後、そして涌井復活のヒントを語った 【写真は共同】 1986年生まれ、同年齢の希代の投手、ダルビッシュ有と涌井秀章――。東北高と横浜高の一員だった時から2人はライバル関係だった。ともにドラフト1位でプロ入りすると、今度は北海道日本ハムと埼玉西武のエースとしてパ・リーグの舞台で幾度も相まみえ、激しい争いを続けた。 ダルビッシュは2011年に18勝6敗、防御率1.44の自己最高成績を残すと、同年オフにテキサス・レンジャーズに移籍。メジャー2年間で29勝を挙げるなど進化を続ける一方で、涌井は11年に9勝12敗と5年連続で続けていた2ケタ勝利を逃すと、翌12年にはリリーフへの配置転換を経験。先発復帰を狙った13年もシーズン途中で先発ローテーションを外れ、リリーフとしての登板が続いた。一定の結果は残しているが、エースとしては停滞
■ プロ入りまで、スポットライトと無縁 ひとつの失敗が、キャリアの分岐点になることがある。ミスを反省して糧にできる人がいれば、腐って転落の一途をたどる者もいるだろう。失敗とは、人間の器をテストされているような局面だと思う。 【詳細画像または表】 右肩関節腱板損傷から7月中旬に復帰した浅尾拓也(中日)は、数々の失敗を乗り越えることで無名投手から日本屈指の“守護神”と評されるまでになった。 「失敗を乗り越える」という表現は「不撓不屈」や「前向きな取り組み」などポジティブなイメージを想起させられるが、浅尾のメンタルはむしろ逆だ。そこにこそ、球界トップに登り詰めることができた理由が潜んでいる。 2010年に歴代最多の47ホールドを記録して最優秀中継ぎ投手に輝き、翌年は同賞とシーズンMVPを獲得した浅尾だが、プロ入りまではスポットライトと無縁の日々を送った。小学生の頃はプロ野球選手を夢見てい
1日現在で打率.375、8本塁打、45打点。12球団トップの打率を残す助っ人のバットは、湿る気配がまるでない。球団の希望で、6月上旬には早くも来季以降の契約がまとまり、2年約4億円プラス出来高という大型契約を勝ち取った。今季年俸は3000万円だから破格である。一方で「外国人の複数年契約は危ない。ましてや、たった2カ月の結果で年俸が7倍になったらまともに働く気をなくすんじゃないか」という声もある。本人を直撃した。 ――3000万円だった今季年俸が来年は大幅に上がる。球団から条件提示された時は驚きましたか? 「驚いたというよりも、うれしかった。シーズン序盤に自分の活躍が認められたのだから。球団には本当に感謝している」 ――2年4億円という金額には納得? 「金額に関しては自分からはなにも言うことはない。ボクは自分の仕事を今後もしっかりやるだけだと思っているから」 ――来日1年目のシーズ
3連敗からの3連勝で中日を下し、3年ぶりの日本シリーズ進出を決めた巨人 セ・リーグ、クライマックス・シリーズ(CS)ファイナル。シーズン2位のドラゴンズが3連勝で王手をかけながらも、あと1つを奪うことができず3連敗を喫し、ジャイアンツの3年ぶりの日本シリーズ進出が決まった。 CS前、劣勢が予想されていたドラゴンズだが、首位打者、打点王の二冠に輝いた4番の阿部慎之助を封じることができれば、勝機もあるだろうと見られていた。シーズン中、阿部が打点を挙げた試合の勝率は8割9分1厘。とにかく阿部を抑えることが、ドラゴンズバッテリーに課せられた最大の使命だった。 結果からいえば、ドラゴンズバッテリーは阿部をよく抑えた。22打数6安打、打率.273、打点2。本塁打は1本も打たれなかった。それだけではない。阿部と並んで今シーズン3割をマークし、ジャイアンツ打線の中核をなす長野久義、坂本勇人のふたりにも決定
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く