12日開幕の「コナミ日本シリーズ2011」を前に中日・落合監督が「守護神再生」に乗り出した。敵地・ヤフーDでの練習で、指揮官が三塁側ベンチ前でキャッチボールをしていた岩瀬に歩み寄った。「バッターはこうなんだから、ピッチャーでもこうなんじゃないか」。自らバットを振り、体の使い方を指摘しながら、マンツーマン指導は15分間にも及んだ。 「ピッチャーのことはオレに聞くな」が口癖のオレ流監督にとって、投手にアドバイスを送るのは異例だ。中日のユニホームを着て臨む、最後の日本シリーズ。8日は和田を、この日は就任1年目の04年から抑えを任した左腕に、自らメッセージを伝えた形だ。 レギュラーシーズン、CS最終Sと“胴上げ投手”の座を浅尾に譲っただけに、名誉挽回のチャンスだ。新人だった99年。ダイエー(現ソフトバンク)との日本シリーズ第1戦で5回途中から初登板したが、ニエベスに適時打を許した。「あの時はリ