「四国ILp、高知2−0香川」(7日、高知市営) 高知の藤川球児投手(35)が先発登板。3安打8奪三振で、入団後初の完封勝利を飾った。阪神、大リーグ時代にも完封勝利は記録しておらず、プロ入り初となった。 【写真】初登板ではなんと5球で危険球退場となり… 初回にいきなり2安打と死球で無死満塁のピンチを迎えたが、「打者を見て、1球1球勝負した」と後続を三振、二飛、三振に抑えて無失点。二回以降は危なげない投球を続けた。 七回には右手中指のマメがつぶれて出血するアクシデントもあったが、「お客さんが投げてほしそうだったから」と続投。入団後最多となる131球を投げ抜き「下半身がしっくりこなくて球が走らなかったけど、最後まで投げられてよかった」と話した。 ネット裏にはヤクルト、DeNAのスカウトが視察に訪れていた。