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ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (13)

  • 有給休暇の買い取り解禁で本当に年収は上がるのか - 脱社畜ブログ

    数日前に話題になっていた以下の「有給買い取り解禁論」について。 有給休暇買い取り解禁すれば取得日ゼロの人は年収37万円増も http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131021-00000009-pseven-soci この記事でも言及されているし、拙著『脱社畜の働き方』にも少し書かせてもらったのだけど、日人の有給休暇消化率は諸外国と比べて実際かなり低い。多くの人が、付与された有給を使い切ること無く消滅させてしまっている。有給が使えないまま消えていくのを、ただ見ているだけというのは非常に切ない。「どうせ使えないのであれば、せめて買い取ってくれよ」と思いたくなってしまう気持ちは現場レベルではよくわかる。 現状では、有給休暇の買い取りは退職時の一括消化の場合などを除いて禁止されている。元記事は、これを高度経済成長期にできたルールであり今は妥当しな

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  • 業務効率化だけでは残業はなくならない - 脱社畜ブログ

    「残業時間の削減」についての話が出ると、必ずセットで語られるのが「業務の効率化」だ。確かに、日の職場では多くの非効率業務が放置されている。これらを改善すれば、その分早く帰宅できるようになるはずだ。だから、非効率業務をどんどん改善していって、みんなで早く家に帰れるようにしよう……これが、一般的によく言われる残業対策の基的な考え方だ。 この考え方はある程度は正しいと思う。しかし、あらゆる場合においてもこの方法で残業時間が削減されるかというと、実はそんなことはない。特に、その企業が業績を伸ばそうとしている場合、業務効率化による残業対策の実効性には多くの場合疑問が残る。 例えば、あなたの部門が、業務効率化を推し進めて今まで一日12時間かかって50生産していたものを、8時間で50生産できるようになったとしよう。素直に考えると、これで残業は無くなってみんな定時に帰れるということになりそうだけど、

    業務効率化だけでは残業はなくならない - 脱社畜ブログ
  • 睡眠と仕事について - 脱社畜ブログ

    連休中は「寝たいだけ寝る」というポリシーで生活をしていたので、一日平均9時間ぐらいの睡眠時間を確保することができて、すこぶる快調だった。僕はもともと最低でも一日8時間ぐらいは寝ないと体調が悪くなる。平日は残念ながらこれだけの睡眠時間を確保することができないことも多くて、この連休は久々に人間に戻ったような感じがしたものだ。 人間にとっての適正な睡眠時間は何時間なのか?という議論は結構よくされる。寝過ぎると逆に長生きできないとか、短いと心臓病のリスクが高まるとか、色んな話を聞くのだけれど、結局のところ必要な睡眠時間については「人それぞれ」というのが結論なのではないかと僕は思っている。「ショートスリーパーになって活動時間を長くする方法」みたいなは人気のようだけど、こういう技術を万人が身につけられるような気はあんまりしない。長く寝ないと健康な生活を送れないという星の下に生まれてしまった人は、もう

    睡眠と仕事について - 脱社畜ブログ
    saken
    saken 2013/05/08
    思わずにはいられない。
  • 日本で働いている外国人に日本の労働観について聞いてみた - 脱社畜ブログ

    僕がいま働いている会社の部署には、日人だけでなく外国人も結構いる。こういう環境で働いていて常々知りたいと思っていたのは、外国から来て日で働いている人は、日の職場環境や労働観について、どのように感じているのだろうかということだ。いま僕が働いている会社は外資系の企業というわけではないので、基的には日式の職場環境や仕事観により運営されているが、こういうのは彼らの常識から照らすと、かなり不合理なものに見えるに違いない。 先日参加した会社の飲み会で、オーストラリア出身の方と話す機会があったので、ちょっとこの問題について聞いてみることにした。予想通りの答えなのだけど、直接聞くと「あぁ、やっぱりそうだよねぇ」と思わずにはいられない。以下に、一問一答形式で話した内容をまとめる。 Q:日人の働き方についてどう思う? A:働き過ぎ。ものすごく忙しい。こんなのはオーストラリアでは考えられない。 Q:

    日本で働いている外国人に日本の労働観について聞いてみた - 脱社畜ブログ
    saken
    saken 2013/04/01
    「健康より大事なものなんて普通ない」
  • 忙しいのが好きな人は仕事ができない - 脱社畜ブログ

    世の中には、不思議なことに「忙しいのが好き」という人がいる。スケジュール過密の中、バリバリと仕事をこなす自分に、言ってしまえば心酔している。「仕事が好き」という人の半分ぐらいは、この「忙しいのが好き」タイプだと僕は思う。 さて、この手の人たちはバリバリと忙しい中、ひたすら仕事をこなしていくので仕事ができる人のように見えるのだが、僕はこの手の「忙しいのが好き」な人は、逆に仕事ができない場合が多いと思っている。 そう思う理由は、この手の人たちは、(1)無理なスケジュールを組みがちであること、(2)仕事の効率化に意識が向きにくいこと、(3)他人を疲弊させる可能性が高いこと、の3つである。 (1)についてであるが、そもそも、忙しいのが好きな人にスケジュールを組ませると、無茶なスケジュールを組んでくることが多い。バッファなんて考え方はなく、とにかくやれることをあれやこれやと詰め込みまくる。こうやって

    忙しいのが好きな人は仕事ができない - 脱社畜ブログ
  • なぜ日本の風邪薬は、無理することが前提になっているのだろうか - 脱社畜ブログ

    風邪の季節である。街を歩けば、マスクをしている人を見かける。電車やテレビで、風邪薬のCMを見にする機会も、とても多くなった。 テレビCMにせよ、電車の車内広告にせよ、僕が昔から日の風邪薬で「酷い」と思っているのは、どの風邪薬も「無理すること」が前提になっているという点である。「辛いけど、会社は休めない。だから、この風邪薬を飲んで、頑張って会社に行こう」というストーリーのものがほとんどだ。「この薬を飲んで、今日は会社を休んでぐっすり寝ましょう」という筋書きの風邪薬のCMや広告は、あまりない。 風邪薬に限らず、ドリンク剤のCMや広告も「辛いけど、これを飲んで頑張ろう、乗り切ろう」というものばかりだ。特に、アリナミンのCMは暑苦しくて朝から精気が削がれると個人的に思う。 ドリンク剤や風邪薬の例からわかるのは、多くの日人が「会社は、体の調子が悪くて多少辛くても、無理して行かなければならないもの

    なぜ日本の風邪薬は、無理することが前提になっているのだろうか - 脱社畜ブログ
  • ブラック自慢、残業自慢はみっともない - 脱社畜ブログ

    人の中には、なぜかブラック自慢や残業自慢が好きな人がいる。そういう人に、「毎日、定時に帰れない」と嘆いたりすると、「俺は毎日終電だ。甘えるな」と逆に怒られてしまったりする。ワタミの女性社員が160時間を超える残業で自殺に追い込まれた事件の際にも、「俺は200時間残業をしたことがある。まだまだ甘い」とか、「このぐらいで騒ぐな」的な発言をTwitterなどに投稿している人をたまに見かけた。 基的に、会社がブラックであるとか、残業が多いというのは、相対値で議論すべきことではない。みんなが残業を100時間しているからと言って、その状態が正常な状態ということにはならないはずだ。周囲と同じだったら、異常な状態も特に異常とは感じない、というのは日人の悪い性質だと僕は思う。 そもそも、人間は一人一人違っている。得意なことも、苦手なことも人それぞれだし、残業に対する耐性だって当然個人差がある。ある人

    ブラック自慢、残業自慢はみっともない - 脱社畜ブログ
  • 「権利行使には義務が伴う」というフレーズに対するよくある誤解 - 脱社畜ブログ

    昨日、片山さつき氏の人権天賦説放棄発言についての記事を書いたが、この記事に対する反応で、「権利行使に義務が伴うことは自然」という反論をする人がtwitterなどを見るとちらほらいたようである。 この、「権利行使には義務が伴う」というフレーズほど、誤解されているものは無いと僕は思う。今日は、その指摘をしておこう。 よくある間違いなのだが、この「権利行使には義務が伴う」というのは、「義務を果たすことによって、初めて権利が付与される」という意味ではない。権利行使を義務の対価と考えるのは、(近代の自由主義的な考え方の下では)正しくない。例えば、かつては日にも一定額以上納税をしないと選挙権が無かったという暗い時代があったわけだが、「権利を義務の対価」と考えると、このような考え方を肯定することになりかねない。 「権利行使には義務が伴う」というのは、もっと単純な話である。例えば、僕には選挙権がある。投

    「権利行使には義務が伴う」というフレーズに対するよくある誤解 - 脱社畜ブログ
  • 定時で帰宅、有給全部消化で何の問題もない - 脱社畜ブログ

    発言小町に「定時で帰宅、有給全部消化で何が悪い」というトピックがあった。 レスは、賛同・批難半分ずつといったところで(もっとも、賛同している人の中にも嫌味を書いてる人がいたりするので、全面的な賛同はもっと少ない)、日の労働環境の残念な現状が浮き彫りになる。 そもそも、僕はこんなことが議論になること自体おかしいと思う。以前にも書いたように、「定時が原則で残業が例外」なんだから、自分の仕事が終わっている以上定時に帰るのは当然だし、有給だって制度上使っていいとされる日数が付与されているはずなのだから、全部消化したって文句を言われる筋合いはない。 僕は、この「定時帰宅・有給全消化」を批難をしている人の考え方は、ものすごく不健全だと思う。 たとえば、「繁忙期に休むなんてあり得ない」と批難をする人がいるけど、なんでそこで「忙しくても、有給を取りたい人は取れるような体制づくりをしよう」とか、「残業をし

    定時で帰宅、有給全部消化で何の問題もない - 脱社畜ブログ
  • 「どれだけ残業したか」で社員を評価しようとする残念な職場 - 脱社畜ブログ

    の職場で働く多くの人は気づいているとは思うが、会社が社員を「正当に」評価するというのは現実にはかなり難しい。年功序列の会社では、生み出した価値に関係なく社歴によって給与が決定されるし、成果主義を謳う会社であっても、大抵の場合はよくわからない評価基準によって結局は相場の額に落ち着いてしまう。 このように、社員の評価は非常に困難を伴うが、僕がもっとも悪だと思うのが、「どれだけ残業・休日出勤をしたか」といった時間外労働の量によって社員の「頑張り」を擬制し、それによって社員を評価しようとするものだ。 会社は周囲と協同して仕事をする場ではあるが、他人がいまどんな仕事をしているのか、ということは完全にはわからない場合がほとんどだ。たとえ自分の部下であっても、仕事の量、その詳細な進捗、仕事ぶりを完全に把握することは難しい。ゆえに、頑張っているか頑張っていないか、ということを評価する時には、どうしても

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  • App Storeのレビューに、日本のモンスター消費者の片鱗を見る - 脱社畜ブログ

    のApp Storeのレビューが酷いという話は有名である。例えば、これはとある無料のニュースアプリのレビューだ。 このアプリが頻繁に落ちること自体は事実のようである。しかし、個人開発の無料アプリに「はっ?」とか「ふざけんなよ」とまで軽々しく、何の抵抗もなく書き込める人がこんなに多いのはどうなんだろうか。おまけに、呪詛の言葉以外には何ら情報が書かれていない。どのような環境で落ちたのか書いてくれれば開発者としても対応のしようがあると思うのだが、この手の斬り捨てコメントではクレームに真摯に対応しようにも対応のしようがない。 このアプリはあくまで一例であり、日のApp Storeのレビューは、全体的にこんな感じである。特に、フリーズやクラッシュなどの障害系クレームは凄まじく、たとえ無料アプリであってもレビュー欄は星1の情報量ゼロキレコメントで埋め尽くされる。 一方で、米国のApp Store

    App Storeのレビューに、日本のモンスター消費者の片鱗を見る - 脱社畜ブログ
  • もしもこの世から「残業」が完全になくなったら - 脱社畜ブログ

    僕は「ドラえもん」がかなり好きで、実家にはコミックスが全巻ある。アニメのドラえもんと違って、マンガのドラえもんには深い話が結構ある。もし、アニメのドラえもんしか見たことがなくて、マンガの方を読んだことがない人がいたとしたら、ぜひ読むことをオススメしたい。 さて、そんなドラえもんの秘密道具に、「もしもボックス」というものがある。電話ボックス型の道具で、その中に入って受話器をとって「もしも◯◯な世界だったら」といったように言葉をかけると、実際に世界がそのようになるという道具である。原作では、この道具を使ってお金の存在しない世界や、あやとりのうまさで社会的・経済的地位が決定される世界などが作られた。 僕は、このもしもボックスで、「残業のない世界」を構築してみたい、とよく考えている。残業のない世界では、サービス残業はもちろんのこと、普通の残業も存在しない。みんな、定時が来たら必ず帰宅する。例外はな

    もしもこの世から「残業」が完全になくなったら - 脱社畜ブログ
  • 会社は、社員に休暇の理由なんて尋ねるな - 脱社畜ブログ

    あなたが、有給休暇を取得しようとしているとしよう。不思議なことに、日の会社の中には、休暇の理由を書いたり告げたりしないと休暇が取得できないというところもあるようだ。「私用のため」とだけ書いて休暇願を出したら、もっとくわしく書かないと駄目だと言われて突き返されたという酷い話も聞いたことがある。 当然のことなのだが、会社が従業員に休暇の理由を尋ねるのはナンセンスだ。有給で何をしようと、そんなの取得する人の勝手であり、会社にとやかく言われる筋合いはない。休みの日の行動まで会社に知らせなければ休みが取れないというのは、会社による領空侵犯だと僕は感じる。 こういうことをいうと、「上司としては、部下がなぜ休んでいるのかも把握しておく必要がある」とかなんとか、よくわからないことを言う人がいる。部下が休んでいる理由を知らないことで、何か仕事上の不利益が発生することが果たしてあるんだろうか。トラブル時の緊

    会社は、社員に休暇の理由なんて尋ねるな - 脱社畜ブログ
    saken
    saken 2012/10/24
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