米IBMは米国時間6月30日,2005年5月におけるネットワーク・セキュリティの脅威について調査した結果を発表した。それによると,当月はフィッシング攻撃が226%増加し,今年1月のピークを上回った。 フィッシング攻撃が増加している理由は,大量の詐欺メールの送信に用いられる「ボットネット」が増えているため。ボットとは,第三者のパソコンを悪用することを主目的とした悪質なプログラムで,ボットが稼働している(ボットに感染している)マシンで構成されたネットワークをボットネットと呼ぶ。 また,フィッシングのほかにも,「Sober」や「Mytob」といったウイルスおよびワームも急速な拡大を続けている。当月は,すべての電子メールの3.12%にウイルスやトロイの木馬などが含まれており,その数は前月と比べて33%増加した。「『Sober』や『Mytob』などのワームや,その他のウイルス亜種に立ち向かうには,ア
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