この連載記事の目次へ 統計的なバグ件数を把握 ではどうすればこうしたバグを未然に防げるか。正論としては,やはり上流工程でしっかりレビューをやるということになるだろう。設計時点でレビューを行い,テストのときに欠陥が見つかることがないようにする(図4)。 図4 レビューで欠陥を除去する方が効果的 基本的には欠陥は,レビューなど上流工程で検出し除去した方が効果的である。しかし,そうは分かってはいても,実際には現場では時間に迫られてレビューや単体テストを省略して次の工程に進んでしまうということがある。 とはいえ,現実はそうもいかない。前述したが,携帯電話事業者も厳しい競争にさらされている。仕様はギリギリまで決まらない場合もある。これは何も日本だけの事情ではなく,世界中どこでも同じである。 この記事は,「日経エレクトロニクス」と「日経バイト」が刊行した別冊『組み込みソフトウエア2006---品質管理
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