8.6MWのナトリウム硫黄(NAS)系蓄電池システムでバックアップと負荷分散を実現宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新しいバックアップ電池システムを長野県の地上局に配備しました。 日本ガイシ株式会社(NGK)によると、このNAS電池は先月、長野県佐久市の 美笹深宇宙探査用地上局 (MDSS)に配備されたとのことです。 ナトリウム硫黄(NAS)電池を用いた蓄電システムは、定格容量8,640KW時、出力1,200KWです。NAS電池の寿命は、フルサイクル放電で4,500回、暦年で15年です。 停電時には、NAS電池で大型アンテナなどの設備に電力を供給します。また、瞬時電圧低下時の電力供給の安定化や、系統への負荷分散も行います。 今回の受注は、同施設の改修工事の一環として、株式会社明電舎から受けたものです。日本ガイシによると、NAS電池はJAXA種子島宇宙センターでの設置実績があり、高容量と放