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2013年2月22日のブックマーク (3件)

  •  キャスリン・ビグロー “ゼロ・ダーク・サーティ” - three million cheers.

    “Zero Dark Thirty” Director : Kathryn Bigelow US, 2012 2011年5月2日のウサマ・ビン・ラディン暗殺作戦に至るまでのアメリカ/CIAの活動を描いた映画。 基的な前提として、実際のあの出来事に対する評価判断をこの映画によっておこなってはいけない、というのはあるはず。これはあくまでもエンターテイメントとしてつくられた映画であって、ドキュメントとは決定的に異なる。いくら膨大な実在関係者への取材からできていたものであるにしても。 この映画についてまず語られなければならないことがあるとすれば、それは、“War on Terror” なるもののひとつの象徴的な節目である出来事がどのように描かれたか、ということだと思う。 その意味では「主人公」を誰にしているのかというのが最初のポイントになってくるわけだけど、この映画では、作戦実施のキーとなったC

     キャスリン・ビグロー “ゼロ・ダーク・サーティ” - three million cheers.
  • 『ゼロ・ダーク・サーティ』を見たゼ! - 空中キャンプ

    <渋谷/キャスリン・ビグロー新作> 誰しも、自分の人生が1mmも前進している気がせず、いつになったら俺の人生は動きだすのだろうかと焦燥感にかられながら、いつ終わるとも知らない待機の時間を耐えた経験を持つようにおもう。<待機>には奇妙なリアリティがある。われわれが生きる時間のほとんどは、無為で空虚な待機に費やされるのではないか。ものごとが一気呵成に進展することなどまれで、ほんの少し前進すれば、また長い待機の時間があり、あらたなきっかけを得て前進すれば、次に待っているのはさらなる待機でしかない。そのようにしか、たいていの現実は前に進まない。 『ゼロ・ダーク・サーティ』の157分という長尺は、つまりは主人公のCIA分析官マヤが耐えた待機の時間でもあり、ゆえに物語は長尺であること、観客が物語を通じて待機を追体験することが要請されるのではないだろうか。劇中、彼女はひたすらに待たされる。何の進展も新し

    『ゼロ・ダーク・サーティ』を見たゼ! - 空中キャンプ
  • B.F.Skinner『Particulars of My Life/Making of a Behaviourist/A Matter of Concequences』:長すぎ。単調。それでもおもしろいのはさすが。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Particulars of My Life 作者: B. F. Skinner出版社/メーカー: Jonathan Cape Ltd発売日: 1976/09/23メディア: ハードカバー クリック: 44回この商品を含むブログ (1件) を見る 行動心理学の親玉スキナーの自伝。三巻。なげーよ、先生。しかも語り口がきわめて単調で、「あーした。こーした。あーいわれた。こー言われた。こんなことがあった。」という事実の羅列。まさに「思った」「感じた」などの内面を重視しない(少なくとも行動の原因とはしない)行動心理学の実践ですねー。 しかも三巻だけあって、細かい。ガールフレンド遍歴を律儀に書く必要はなかったのでは……一巻目は、作家を志してニューヨークのグリニッジビレッジでうろうろしたりしつつも挫折して、そこで心理学を発見してハーバードに行こうとするまでの話で、すっごくつまらない。二巻目からは、

    B.F.Skinner『Particulars of My Life/Making of a Behaviourist/A Matter of Concequences』:長すぎ。単調。それでもおもしろいのはさすが。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    sakstyle
    sakstyle 2013/02/22
    「行動心理学の親玉スキナーの自伝」「行動主義を発明はしたけれど、でも娘を行動主義では育てなかった、という変な詩とか」