地球外生命を、どこに行ってどう探せばいいのか? この問いに、高井研先生はこう答えました。「海ある、ゆえに生命あり」。今回は、海のある天体の中でも、生命探査の観点から最も注目を集めている三つの天体を、みっちり比較していただきます(編集部) 「海ある、ゆえに生命あり」。それはおそらく地球限定のハウスルールではなく、宇宙共通法則の可能性が高いとワタクシは思っています。 はっきり言って、広大な宇宙には、海が存在する天体なんて無数にあるでしょう。しかし、例えば「犯人はワシが見れば一発で見抜ける!」と豪語する敏腕刑事よろしく「生命の存在はワシが望遠鏡で覗けばだいたい分かる…かも」と言うような凄腕天文学者がいたとして、その天文学者が宇宙はるか彼方の惑星を観測した結果、「生命が存在する兆候発見」みたいな新聞記事が出たとします。 どうでしょう? 多くの人にとってにわかには信じられないのではないでしょうか。ワ
![第12回 高井研 私を氷衛星地球外生命探査に連れてって エンケラドゥスvsエウロパvsケレス(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/446b0088d5a498a634e1d2899d2a8d75d741d030/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnatgeo.nikkeibp.co.jp%2Fnng%2Farticle%2F20140715%2F407604%2Fph_thumb.jpg)