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憲法学者らによる反対の声が相次ぐなど、現在国会で議論されている「安保法制」の違憲性が、日に日に明らかになっています。一方、それとは少し違う観点から批判の声をあげているのが、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治さん。アフガニスタンや東ティモールの紛争後処理に関わり、国連PKOを率いた経験もある伊勢崎さんは、今回の法案を「自衛隊員のリスクを格段に高めるもの」として強く批判する一方、「政府の違憲行為は、今に始まった問題ではない」とも指摘しています。「このまま矛盾を解消しようとせず、今回の法案を止めて『よかったよかった』で終わるのなら、きちんと改憲したほうがずっとまし」だという伊勢崎さん。その理由について、そして今回の法案の問題点について寄稿いただきました。2回に分けてご紹介します。 いせざき・けんじ 1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフ
「ヨシ、来年はカナダに来いよ」 カナダ、アルバータ大学のフィリップ(フィル)・カリー教授が、コーヒーを片手に声を掛けてきた。2014年、中国河南省での恐竜シンポジウムでのことだ。 フィルとはここ数年、モンゴルでは共同で調査をしていたが、カナダでは2009年に王立ティレル古生物学博物館(Royal Tyrrell Museum of Paleontology)のサポートで行ったのが最後。それ以来、カナダには縁がなかった。 「そうだね、時間があればね」 毎年のモンゴルでの調査の折、カナダにも来るように誘われていた。しかし、私の夏はいつも他の調査で予定が詰まっていて、なかなか参加できないでいた。 「毎年、6・7月はアラスカ、8・9月はモンゴルだから」 顔をしかめながら私がそう言うと、フィルが「5月の終わりなら空いてるね」とニコリと笑う。 それがきっかけで、今年の5月はカナダ南部にある恐竜州立公園
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