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2023年8月15日のブックマーク (3件)

  • nix in desertis:2023年7月に行った美術館・博物館(ガウディ展,古代メキシコ文明展)

    近美のガウディ展。前回の展覧会の感想のマティス展でも書いたが,19世紀末の芸術家は修業時代が面白く,ガウディもやはりいろいろなものに触れて広く勉強している。歴史主義建築が流行った時代であるから過去の建築の勉強をみっちりしておくのには意味があり,特にスペインであればムデハル建築に触れられるのは強みであった。その中でガウディが関心を持ったのはゴシック建築らしく,ガウディの建築業のベースはネオ・ゴシック建築になっていったようだ。と同時に発想が理系よりと言えばいいのか,幾何学模様にも関心が強く,これが合わさって「両端を固定した紐を吊り下げて放物線上の形の建築物を構想する」パラボラ・アーチという奇抜な発想に至ったのだろう。その流れがよくわかる展示になっていた。 それがわかったところで展示の後半はガウディの超大作,サグラダ・ファミリアに焦点が当たる。このサグラダ・ファミリアも最初はガウディ以外の設計者

    sakstyle
    sakstyle 2023/08/15
    ネオ・ゴシック建築をベースにしたガウディ、陶器のないマヤ文明
  • 黄前久美子たちにとってのオフシーズンとその過ごし方の模索 ――『特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜』(2023年) : Days

    見:イオンシネマ綾川 原作を読んでいたことすらこの映画を見るまで完全に忘れていたが、シリーズ前作が2019年4月公開だったことを考えると、この4年間のブランクにはいろいろな思いがある。2019年7月のあの悲しすぎる事件を経た後にキャラクターデザインを務めた池田晶子の名前を見ると、やはり複雑な思いにさせられる。それでも生き残ったスタッフたちが目指したことは、それはちゃんと続きを作ること、そしてシリーズを完結させる(=終わらせる)こと、だったのだろうと思う。そのために、この57分の特別編が必要だったのだ。 2年生の秋、新体制になり、部長になった黄前久美子の逡巡からこの中編映画は始まってゆく。高坂麗奈や塚秀一といった「勝手知ったる」メンバーを幹部に据えた体制の中で、しかし自分自身も当然ながらプレイヤーでいなければならない。いかにしてこの両立を図ればよいのか? は一つ彼女に与えられた課題である(

    黄前久美子たちにとってのオフシーズンとその過ごし方の模索 ――『特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜』(2023年) : Days
  • 高校世界史の単性論の扱いが間違っている|fujify

    三位一体説に関する問題の出題ミス 「受験世界史悪問・難問・奇問集」を毎年楽しく読ませていただいているが、2023年の記事で三位一体説に関する出題が取り上げられていた。 慶応義塾大学法学部の入試問題で、キリスト教の三位一体説に関連する問題が出題されたが、正解とされる選択肢は出題ミスに近く、誤った情報に基づいているという。高校の世界史教科書も同様の誤りを犯しており、古代キリスト教の神学論争を教科書執筆者も十分に理解できていないことが記事の中で指摘されている。 出題された問題は、三位一体説が正統教義とされたことへの反発から分立したキリスト教会が何かを問うていて、正解の選択肢は「コプト教会」とされている。コプト教会はいわゆる非カルケドン派の教会なので、出題者の理解ではカルケドン公会議での決定を拒絶して分立した東方諸教会を「三位一体説」への反発としているが、ブログ記事の筆者が指摘しているとおりこれは

    高校世界史の単性論の扱いが間違っている|fujify
    sakstyle
    sakstyle 2023/08/15
    “ニケーア公会議での争点が三位一体論だったのに対し、エフェソス公会議とカルケドン公会議での争点はキリスト論だった” この区別がなぜ重要かというと、キリスト教内で対話可能かどうかのラインだから。